映画『トレインスポッティング』あらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想

日本では1996年11月30日に公開された映画『トレインスポッティング』。

この記事では、映画『トレインスポッティング』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。

イギリスが舞台の青春映画で、薬物中毒になっている若者たちの日常が描かれています。当時斬新な感覚で描かれたシーンが多く、ヨーロッパを中心に世界的にヒットしました。若かりし日の俳優たちを見ることができ、この作品に出演していた人たちは今ではすっかりベテランになっています。オレンジのポスターが印象的で、新しい青春ムービーとして知られています。

映画『トレインスポッティング』のあらすじ(ネタバレなし)

マークは薬物中毒で、仲間と一緒に怠惰な生活を送っていました。いろいろと個性的な仲間がいて、彼らとともに薬物から卒業することにチャレンジするのですが、なかなかうまくいきません。彼らは万引きすることになり、仲間だけが刑務所に入ってしまいました。彼は家に閉じ込められるようになり、禁断症状が現れてきます。いろいろな幻覚を見るようになり苦しむようになりました。仲間の一人はエイズに感染していて、仲間で注射針を使っていましたが、彼はエイズには感染していません。やがて彼は禁断症状を克服することができ、不動産屋に就職することになります。安定した暮らしができるようになったと思っていたのですが、店に昔の仲間たちがやってきて、彼は店を辞めさせられるようになります。はたして彼は健常な生活を手にすることができるのか、結末が気になる作品です。

映画『トレインスポッティング』のみどころ

いろいろなやんちゃなキャラクターが登場する作品で、この作品で一躍スターになった俳優が多いです。当時まだ無名の俳優をたくさん起用していて、公開されると若者たちが自分のことのように共感し話題になりました。人生において一時的に悪い方向に歩いていても、やり直すことができるということを理解することができます。この映画には青春や犯罪、希望などいろいろなエッセンスが詰まっていて斬新な映像を見ることが可能です。サントラもおしゃれで、心地よく聞くことができます。20年後に続編が製作されていて、やんちゃだった彼らが大人になっていて、その年齢ならではの悩みが描かれています。暴力的なシーンや汚い映像もありますが、それも人としてリアルな側面なのかもしれません

映画『トレインスポッティング』の解説

主人公は人生のどん底から這いあがることができるかという視点で見ることができます。鑑賞しながら薬物中毒の恐ろしさも理解することができたり、貧困によってままならぬ人生を送っている若者の姿が描かれています。映像的にはクールだったりおしゃれな雰囲気がありますが、ときどき汚いシーンもあり、それも主人公の姿を皮肉っているのかもしれません。薬から脱却したりもう一度人生を歩いていこうとする姿を見ることができます。原作は作者の自伝小説になっていて、作者自身薬物やアルコールなどに溺れた過去を乗り越えて作家になりました。無名だった俳優たちの貴重な姿を見ることができ、今の活躍へと続く才能のすごさを見ることができます。

映画『トレインスポッティング』の感想

スタイリッシュな映像や素敵な音楽が使われていて、テンポ良く見ることができます。ドラックまみれの若者たちの姿が描かれていて、今はベテランになっている俳優たちの若き日の姿を見るのも楽しみです。イギリスのブラックユーモアや皮肉も満喫できます。

映画『トレインスポッティング』の登場人物・キャスト

マーク・レントンユアン・マクレガー
ベグビー(フランク)ロバート・カーライル
シック・ボーイ(サイモン)ジョニー・リー・ミラー
スパッド(ダニエル)ユエン・ブレムナー

映画『トレインスポッティング』のスタッフ

監督ダニー・ボイル
脚本ジョン・ホッジ
製作アンドリュー・マクドナルド