
日本では1988年10月1日に公開された映画『旅立ちの時』。
この記事では、映画『旅立ちの時』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。
17歳の青年ダニーは、両親と弟と共に、各地を転々とする生活をしています。ダニーの両親は、ベトナム戦争への反戦活動で、テロリストとして指名手配されていました。そんなダニーは、ニュージャージーへとやって来ます。そこで、音楽教師から、ビアノの才能があると認められます。また、音楽教師の娘であるローナと、恋に落ちていきます。
映画『旅立ちの時』のあらすじ(ネタバレなし)
高校生のダニーは、両親がテロリストとして指名手配を受けています。そのため、一箇所に留まることができず、定期的に引越しをしなければなりません。両親の正体を知らないダニーは、両親の意思に従って、家族に付いていく生活をしていました。ダニーは、ニュージャージーに引越しをした際、音楽教師にピアノの才能があると告げられます。そして、音楽大学に進学することを勧められます。さらに、音楽教師の娘であるローナと、恋に落ちます。そうして、これまで通り家族との生活をするのか、自らの進路を選ぶのか、ダニーは葛藤するというストーリーです。
映画『旅立ちの時』のみどころ
「旅立ちの時」は、家族と暮らすか、自らの進路を行くのか、揺れ動く主人公ダニーの姿が見どころです。大勢の人に訪れる、青春時代の葛藤が描かれています。そのため、ダニーに感情移入しながら視聴できるでしょう。そして、ダニーを演じるリヴァー・フェニックスの演技力にも着目です。この作品は、リヴァーの演技力によって高い評価を得ていると言っても過言ではありません。単純に格好良いだけでなく、どこか儚げなリヴァーの雰囲気に、引き込まれてしまうはずです。また、主人公ダニーだけではなく、家族全員が葛藤する様子が見どころとなっています。
映画『旅立ちの時』の解説
「旅立ちの時」は、1988年に公開されたアメリカ映画です。社会派として知られる監督シドニー・ルメットの作品です。両親がテロリストとして指名手配され、FBIから追われている青年が主人公となっています。その両親は、1970年代に実際にテロリストとして活動していた人物がモデルとされています。そして、リバー・フェニックスの高い演技力が評価された作品です。フェニックスは、アカデミー賞とゴールデングローブ賞に、助演男優賞部門でノミネートされました。また、脚本を担当したナオミ・フォナーは、ゴールデングローブ賞で最優秀脚本賞を受賞しています。
映画『旅立ちの時』の感想
「旅立ちの時」は、キャストの演技力や、リアリティのある脚本など、魅力的な要素が数多くあります。そのため、視聴した後は、満足感を得られる可能性が高いです。また、今は亡きリヴァー・フェニックスの演技が見られる貴重な作品なので、リヴァー目当てで視聴するのも良いでしょう。
映画『旅立ちの時』の登場人物・キャスト
ダニー | リヴァー・フェニックス |
アニー | クリスティーン・ラーティ |
ローナ | マーサ・プリンプトン |
アーサー | ジャド・ハーシュ |
ハリー | ジョナス・オブリ― |
フィリップ先生 | エド・クローリー |
フィリップ夫人 | スローン・シェルトン |
ガス・ヴィナント | L・M・キット・カーソン |
バターソン | スティーブン・ヒル |
バターソン夫人 | オーガスタ―・ダブニー |
ジョナ歯科医 | デヴィッド・マーグリーズ |
映画『旅立ちの時』のスタッフ
監督 | シドニー・ルメット |
脚本 | ナオミ・フォナー |
製作 | アミー・ロビンソン グリフォン・ダン |
製作総指揮 | バート・ハリス ナオミ・フォナー |
音楽 | トニー・モットーラ |
撮影 | ジェリー・フィッシャー |
編集 | アンドリュー・モンドシェイン |