映画『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』あらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想

日本では2007年5月26日に公開された映画『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』。

この記事では、映画『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。

カザフスタンのジャーナリストであるボラットは、政府機関からある依頼を受けます。その依頼の内容は、アメリカ人にインタビューをしたドキュメンタリーを作るというものでした。そして、ボラットは依頼を引き受けて、アメリカへと旅立ちます。しかし、文化の違いが原因で、アメリカ人に対して色々と失礼な振る舞いをしてしまいます。

映画『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』のあらすじ(ネタバレなし)

ボラットは、カザフスタンでテレビリポーターとして働いていました。そのボラットの元に、カザフスタンの政府機関から依頼が舞い込みます。その依頼は、アメリカ人にインタビューをして、ドキュメンタリー映像を作るという内容でした。依頼を引き受けたボラットは、アメリカへと飛び立ちます。そして、インタビューを始めますが、ボラットの振る舞いはアメリカには合っていませんでした。女性を蔑視する発言をしたり、人種差別主義をアピールしたりするなど、失礼な振る舞いをしてしまいます。さらに、ニュース番組に割り込んで雑談するなど、トラブルばかりを引き起こしていきます。

映画『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』のみどころ

この作品の見どころは、非常にブラックな内容です。人種差別や女性蔑視、宗教問題など、あらゆるテーマが盛り込まれています。そして、いずれのテーマも、コンプライアンス的にとても危険な取り上げ方をしています。その過激な内容が、良くも悪くも見どころです。また、映画だということを知らせずに、撮影しているシーンも数多くあります。ボラットに失礼な振る舞いをされて、困惑したり、怒ったりする人が登場します。モキュメンタリーでありながら、フィクションではない、素の反応です。そのような人たちのリアクションが見られるのも、魅力のひとつと言えるでしょう。

映画『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』の解説

この作品は、2006年に作られたアメリカ映画です。そして、ドキュメンタリー風のフィクションである、モキュメンタリー作品です。カザフスタン人ジャーナリストが、色々とトラブルを起こす様子をカメラで捉えるという作風です。ただ、映画だと知らせずに撮影した、ほぼドキュメンタリーとなっているシーンも数多くあります。その強引な撮影の結果、訴訟沙汰にもなっています。また、公開当初は、カザフスタン政府から難色を示されました。けれど、2020年に続編が公開されてからは、シリーズ全体が、カザフスタン政府から好意的に受け止められています。

映画『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』の感想

ブラックジョークを始めとして、非常に危険な要素が詰まっている作品です。そして、好みが合えば、楽しめるはずです。また、様々な方面にから怒られそうな、非常に珍しい作品です。そのため、怖いもの見たさで視聴してみるのも良いでしょう。

映画『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』の登場人物・キャスト

ボラットサシャ・バロン・コーエン
アザマットケン・デイヴィシャン
ルネルルエネル
パメラ・アンダーソンパメラ・アンダーソン

映画『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』のスタッフ

監督ラリー・チャールズ
脚本サシャ・バロン・コーエン
ピーター・ベイナム
アンソニー・ハインズ
ダン・メイザ―
原案サシャ・バロン・コーエン
ピーター・ベイナム
アンソニー・ハインズ
トッド・フィリップス
製作サシャ・バロン・コーエン
ジェイ・ローチ
製作総指揮ダン・メイザー
モニカ・レヴィンソン
音楽エラン・バロン・コーエン
撮影アンソニー・ハードウィック
ルーク・ガイスビューラー
編集クレイグ・アルバート
ピーター・テシュナー
ジェームズ・トマス