映画『ホドロフスキーのDUNE』あらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想

日本では2014年6月14日に公開された映画『ホドロフスキーのDUNE』。

この記事では、映画『ホドロフスキーのDUNE』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。

アメリカで人気の監督ホドロフスキーは、人気小説シリーズ「デューン」を映画化する計画を立てます。そして、豪華な制作陣とキャストを集めていきます。その中には、世界的に有名な芸術家やボーカリストも含まれていました。そのような豪華な面々を集めて、ホドロフスキーは、12時間に及ぶ作品を作ると意気込みます。しかし、その計画に、暗雲が立ち込めます。

映画『ホドロフスキーのDUNE』のあらすじ(ネタバレなし)

アレハンドロ・ホドロフスキーは、「エル・トポ」を始めとする個性的な作品で、根強い人気を集める監督です。そのホドロスキーは1975年、名作の小説シリーズ「デューン」を映画化する計画を立てました。そして、格安の費用で、映画化の権利を購入します。その後、ホドロフスキーは、プロデューサーのミシェル・セドゥーや、作家のジャン・ジロー・メビウスなど、豪華な制作陣を集めていきます。彼は、制作陣のチームを、戦士たちと呼んでいました。さらに、息子を出演させるためにトレーニングをさせながら、ホドロフスキーは戦士たちを集めていきます。しかし、豪華な面子を集めながら、映画製作は難航してしまいます。

映画『ホドロフスキーのDUNE』のみどころ

「ホドロフスキーのDUNE」は、映像化されなかった、ホドロスキー版「デューン」の裏話を知れるのが魅力です。そのため、「デューン」の小説ファンの人におすすめです。また、他の「チューン」映像化作品が好きという人も、違いを比較することで楽しめるでしょう。そして、制作陣が、どのような熱量を持って、映像化をしようとしていたのかがわかります。壮大な計画を聞くだけで、ワクワクしてしまうことでしょう。また、映画業界で、映画を作るということはどういうことなのかを知ることもできます。そのため、「デューン」ファンの人でなくても、映画が好きであれば楽しめるでしょう。

映画『ホドロフスキーのDUNE』の解説

人気小説シリーズである「デューン」は、1975年に映画化される計画が持ち上がりました。監督を務めることになったのは、アメリカを代表する監督であるアレハンドロ・ホドロフスキーです。しかし、映画化は途中で頓挫してしまいます。その経緯を細かく解説しているのが、2013年に公開された「ホドロフスキーのDUNE」です。ホドロフスキーを始めとした制作陣や、出演予定だった俳優が出演するドキュメンタリーです。関係者にインタビューを行い、それを映画としてまとめてあります。そして、カンヌ国際映画祭の監督週間で上映されました。また、ブライトン映画祭の観客賞など、複数の映画賞を受賞しています。

映画『ホドロフスキーのDUNE』の感想

「ホドロフスキーのDUNE」は、映画制作の裏側を知ることができる映画です。表面的には、実現できなかった映画に関するエピソードが語られるだけです。しかし、それがもし実現できていたらと考えながら視聴すると、ロマンに心揺さぶられながら楽しめるはずです。

映画『ホドロフスキーのDUNE』の登場人物・キャスト

監督アレハンドロ・ホドロフスキー
プロデューサーミシェル・セドゥ
建造物デザインH・R・ギーガー
宇宙船デザインクリス・フォス
ポール役ブロンティス・ホドロフスキー
マグマメンバークリスチャン・ヴァンデ
イルーラン姫役アマンダ・リア
特殊効果担当ダン・オバノン
共同プロデューサージャン=ポール・ジボン
現代の映画監督ニコラス・ウィンディング・レフト
リチャード・スタンリー
現代の映画評論家デヴィン・ファラチ
ドリュー・マクウィーニー
「スター・ウォーズ」第一作、第二のプロデューサーゲイリー・カーツ

映画『ホドロフスキーのDUNE』のスタッフ

監督フランク・パヴィッチ
製作フランク・パヴィッチ
ステファン・スカーラータ
トラヴィス・スティーブンス
製作総指揮ドナルド・ローゼンフェルド
撮影デヴィッド・カヴァーロ