
日本では1980年12月13に公開された映画『シャイニング』。
この記事では、映画『シャイニング』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。
小説家志望のジャックは、妻のウェンディと息子のダニ―を連れて、オーバールックホテルを訪れます。彼の目的は、管理人として働くことでした。しかし、そのホテルでは、過去に残虐な事件が起こったという、いわく付きでした。それでもジャックは、ホテルで働くことを決めます。しかし、ホテルでは、正体不明の存在が潜んでいました。その存在によって、ジャックはおかしくなっていきます。
映画『シャイニング』のあらすじ(ネタバレなし)
小説家を志すジャック・トランスは、ホテルの管理職として働くために、オーバールック・ホテルに訪れます。彼には、妻のウェンディと、特殊な能力を持つ息子ダニーがいました。そして、オーバールック・ホテルは、かつて管理人が、斧で家族の命を奪ったといういわくがあるところでした。そのことを気にかけず、ジャックはホテルで働くことを決めます。しかし、ダニーが、ホテルの中に何かがいることに気付きます。さらに、ジャックは正体不明の存在に影響を受けてしまいます。その結果、ジャックはウェンディとダニーの命を奪おうと、襲い掛かってくるというストーリーです。
映画『シャイニング』のみどころ
「シャイニング」の魅力は、全体的な不気味さです。健全だったはずの登場人物が、正体のわからない存在によって、次々とおかしくなっていく様子が見られます。そして、その狂気には、リアリティがあります。撮影時には、数えきれないほどのテイク数がかけられています。1シーン当たりのテイク数で、ギネス記録に登録されているほどです。何度もテイクを重ねて、出演者を実際に追い詰め、狂気を演出するという手法です。そうして表現される、本当の恐怖や異常さが魅力です。現代では、そのような手法は、コンプライアンスの問題で実現できません。そのため、リアルな表現が見られる、貴重な作品と言えるでしょう。
映画『シャイニング』の解説
「シャイニング」は、1980年に公開されたアメリカ映画です。スティーブン・キング原作の、同名小説を映画化してあります。公開当時は賛否両論で、原作者も批判しています。しかし、現代では、名作のひとつとして扱われます。そして、舞台となるホテルの外観には、オレゴン州に実在するロッジがモデルに使用されています。原作では、ホテルの217号室で異変が起こりますが、モデルのロッジにも217号室が存在します。そのため、映画では237号室に変更してあります。また、作中で最も有名なのは、斧で裂けたドアからジャックが顔を覗かせるシーンです。そのシーンを撮影するために、およそ2週間がかけられています。
映画『シャイニング』の感想
「シャイニング」は、スタンリー・キューブリックが得意とする、狂気を感じられる映画です。そして、視聴した人によっては、視聴後でも恐怖心が拭えなくなるかもしれません。そのため、強烈な名作ホラーが見たいという人に「シャイニング」をおすすめします。
映画『シャイニング』の登場人物・キャスト
ジャック・トランス | ジャック・ニコルソン |
ウェンディ・トランス | シェリー・デュヴァル |
ダニー・トランス | ダニー・ロイド |
ディック・ハロラン | スキャットマン・クローザーズ |
スチュアート・アルマン | バリー・ネルソン |
デルバード・グレイディ | フィリップ・ストーン |
グレイディの娘 | リサ・バーンズ ルイーズ・バーンズ |
ロイド | ジョー・ターケル |
医師 | アン・ジャクソン |
ラリー・ダーキン | トニー・バートン |
浴室の若い女 | リア・ベルダム |
浴室の老女 | ビリー・ギブソン |
映画『シャイニング』のスタッフ
監督 | スタンリー・キューブリック |
脚本 | スタンリー・キューブリック ダイアン・ジョンソン |
製作 | スタンリー・キューブリック |
製作総指揮 | ヤン・ハーラン |
音楽 | バルトーク・ベーラ クシシュトフ・ペンデレツキ リゲティ・ジェルジュ ウェンディ・カルロス アル・ボウリー |
撮影 | ジョン・オルコット |
編集 | レイ・ラヴジョイ |