映画『過去のない男』あらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想

日本では2003年3月15日に公開された映画『過去のない男』。

この記事では、映画『過去のない男』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。

「過去のない男」は、フィンランドのヘルシンキが舞台です。そして、暴漢に襲われて身ぐるみを剥がされ、命を落としかけた男性が主人公です。男性は、頭を殴られたことによって、記憶を失ってしまいます。その男性が、コンテナに住む一家や救世軍など、大勢の人の力を借りて、人としての生活を取り戻していくというストーリーです。

映画『過去のない男』のあらすじ(ネタバレなし)

列車でフィンランドのヘルシンキへやって来た男性は、公園で休んでいました。しかし、そこに暴漢が現れ、身ぐるみを剥がされてしまいます。さらに、暴行を受けたことによって、命の危機に晒されてしまいます。男性は一命を取り留めますが、頭部を殴られたことが原因で、自らの名前などの記憶を失ってしまっていました。その男性を、海辺に置かれたコンテナで、厳しい生活をしている一家が手助けします。コンテナの一家だけでなく、救世軍や警官など、大勢の人が男性を助けていきます。そうして、男性は改めて、人としての生活ができるようになっていくというストーリーです。

映画『過去のない男』のみどころ

「過去のない男」は、不幸の中にある些細な幸せを感じられる作品です。暴漢に襲われて身ぐるみを剥がされ、記憶を失くしてまでも、淡々と生きようとする男性の姿が描かれます。そして、男性を助けようとする人々の温かみを感じられる作品でもあります。自らの生活も大変でありながら、男性に寄り添い助けようとしてくれる人たちには胸を打たれるでしょう。また、ベースは悲劇的な内容ですが、決して悲観的になることはなく、コメディ要素も多いです。そのため、視聴しても特に憂鬱な気分になることはないでしょう。それどころか、クスリと笑うことができるはずです。

映画『過去のない男』の解説

「過去のない男」は、2002年に作られた、フィンランド、ドイツ、フランスの合作映画です。そして、第55回のカンヌ国際映画祭で、グランプリと女優賞を受賞しています。その他にも、サン・セバスティアン国際映画祭や、ハンブルク映画祭でも賞を受けるという、映画評論家の中でも評価が高い作品です。また、フィンランド映画でありながら、日本のクレイジーケンバンドの楽曲が使用されているのも特徴です。クレイジーケンバンドのギター担当である小野瀬雅生さんが、アキ・カウリスマキに楽曲を送ったことがきっかけで採用されることとなっています。

映画『過去のない男』の感想

「過去のない男」は2002年制作の映画ですが、それよりももっと前の時代のような、レトロな雰囲気を感じられる作品です。そして、登場人物のほとんどが優しい人という、心温まる映画でもあります。そのため、穏やかな気持ちになりたい人は、「過去のない男」を視聴すると良いでしょう。

映画『過去のない男』の登場人物・キャスト

イルマカティ・オウティネン
過去のない男マルック・ペルトラ
救世軍のマネージャー
バンドのヴォーカリスト
アンニッキ・タハティ
救世軍バンドマルコ・ハーヴィスト
ポウタハウカ
ハンニバルタハティ
ニーメネンユハニ・ニユミラ
カイザ・ニーミネンカイヤ・パリカネン
造船所の事務員エリナ・サロ
アンティラサカリ・クオスマネン
バーのオーナーアンネリ・サウリ
銀行員オウティ・マエンパー
調査の役人ペルッティ・スヴェーホルム

映画『過去のない男』のスタッフ

監督アキ・カウリスマキ
脚本アキ・カウリスマキ
製作アキ・カウリスマキ
撮影ティモ・サルミネン
編集ティモ・リンナサロ