映画『遥かなる帰郷』あらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想

日本では1998年6月6日に公開された映画『遥かなる帰郷』。

この記事では、映画『遥かなる帰郷』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。

昭和20年、戦争で荒れ狂う時代。ユダヤ人であるプリーモは、ポーランドの収容所から釈放されていました。犠牲者が多数出ているこの収容所から出られることは、奇跡的なことです。プリーモは、故郷であるイタリアに戻るため旅に出ます。作家である彼は、その道中で見た景色や人々との出会いを、日記に記して行くのでした。

映画『遥かなる帰郷』のあらすじ(ネタバレなし)

ポーランドにある最大の犠牲者を出した、アウシュヴィッツ強制収容所から、釈放されたプリーモ・レーヴィ。彼は、地元であるイタリアに帰ることを目的に旅に出ます。辛く苦しい収容所での生活で、疲れきってしまっていたプリーモ。そんな彼でしたが旅の途中で様々な人と出会うことになります。ギリシャ人のモルドと出会ったプリーモは、モルドの豊富な知識を深く尊敬します。しかし、彼はプリーモのことをあっさりと見切りプリーモは置いてきぼりになってしまいます。彼はイタリアに向かい再び歩き出し、8ヶ月間という長い旅路を迎えることになるのでした。

映画『遥かなる帰郷』のみどころ

この作品の見どころは、ユダヤ人の強制収容を穏やかに描いたストーリーです。歴史的に悲惨な出来事であることを、静かに描いているこの作品は、すごく見やすい作品です。また、プリーモ・レーヴィの実際の体験が元になっているため、リアリティーを感じられるところも見どころです。強制収容されているときの心境や、地元であるイタリアに帰るまでの心境など、苦悩が見ていてひしひしと伝わってきます。また、苦悩が伝わってくる一方で、道中に出会っていく人々たちからプリーモに与えられる優しさや温かさも、見ていて心にじんわりと染みてきます。心動かされる魅力的な作品です。

映画『遥かなる帰郷』の解説

「遥かなる帰郷」は1997年にイタリアで、1998年に日本で公開された作品です。原作は大人気作家プリーモ・レーヴィのベストセラー小説「休戦」になります。この作品は1997年に第42回ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞にて、作品賞、監督賞、プロダクション賞、編集賞の4つの賞を受賞されました。また、1997年にイタリア・ゴールデングローブ賞において、撮影賞を受賞されました。プリーモ・レーヴィが実際に体験されたことを元に小説化、後に映画化されているため、リアリティー溢れるこの作品は公開当時から話題を呼びました。

映画『遥かなる帰郷』の感想

現代がとても便利で平和な時代なだけに、この作品のストーリーはとても心に染みました。ナチス政権の時代を一生懸命生き抜いたプリーモの生き方は、見ていて私も頑張ろうと思えました。改めて平和な毎日や、生きていることに感謝できる作品でした。

映画『遥かなる帰郷』の登場人物・キャスト

プリーモ・レーヴィジョン・タトゥーロ
モルドラテ・シェルベッジア
ロヴィ大佐テコ・セリオ
チェザーレマッシモ・ギーニ
ダニエーレステファノ・ディオニジ
フェラーリクラウディオ・ビシオ
イリーナタチアナ・メスシェルキナ
ガリーナアグニェシュカ・ヴァグネル
フローラロレンツァ・インドーヴィナ

映画『遥かなる帰郷』のスタッフ

監督フランチェスコ・ロージ
脚本フランチェスコ・ロージ
ステファノ・ルッリ
サンドロ・ペトラリア
原作プリーモ・レーヴィ
製作レオ・ペスカローロ
グイド・デ・ラウレンティス
音楽ルイス・バカロフ
撮影パスクァリーノ・デ・サンティス
マルコ・ポンテコルヴォ
編集ルッジェーロ・マストロヤンニ
ブルーノ・サランドレア