映画『ジェイコブス・ラダー』あらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想

日本では1991年4月6日に公開された映画『ジェイコブス・ラダー』。

この記事では、映画『ジェイコブス・ラダー』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。

ニューヨークで郵便局員をする退役軍人ジェイコブ・シンガーが主人公です。彼は戦争で心に傷を負っていて、さらに息子を交通事故で亡くしたショックから妻と別居しています。今は恋人のジェシーと暮らしていますが、彼の周囲で妙な事が頻繁に起こり始めます。毎晩悪夢にうなされ、段々これは現実なのか?夢なのか?と区別がつかず混乱していくのです。そんなある日、かつてベトナムで共に戦った友人のポールから、電話がかかってきます。ポールもジェイコブスと同じような妄想にとりつかれているようです。そして他の同僚達も同じ妄想に悩まされていることが次々に分かってくるのですが…

映画『ジェイコブス・ラダー』のあらすじ(ネタバレなし)

ベトナム戦争の従軍兵ジェイコブ・シンガーは、戦地での任務中、敵に急襲され意識を失ってしまう。

ジェイコブは、目覚めるとニューヨークの地下鉄にいた。ベトナムから帰還後、郵便局員として働く彼は、戦争で心に傷を負い妻子とは別居、恋人のジェシーと暮らしていたが、周囲で起こる奇妙な出来事に悩まされ、毎夜悪夢にうなされていた。次第に現実と夢の境目が分からなくなっていく。

そんなある日、ジェイコブのもとにかつての戦友であるポールから、誰かに追われている、と怯えた様子で電話がかかってくる。やがて同じ部隊にいた他の同僚達も自分やポールと同じ症状に苦しんでいることが明らかになってくる…

映画『ジェイコブス・ラダー』のみどころ

ストーリーは複雑な展開で、謎を多く撒き散らしながら進んでいきますが、決して難解ではないと思います。観客を煙に巻きながらも、巧みなシナリオ運びで、結末には驚かされました。やられた、という感じですね。

名優ティム・ロビンスが妄想にとりつかれ、精神に異常をきたしていく迫真の演技が見どころです。

テレビCMを手掛けていたことでも知られるエイドリアン・ライン監督の光と影を巧みに使った映像センスが素晴らしく、印象に残ります。

ゲーム『サイレントヒル』にも影響を与えたと言われるクリーチャーのデザインが不気味ですね。

映画音楽の巨匠モーリス・ジャールの劇伴も非常に良いです。

映画『ジェイコブス・ラダー』の解説

『ジェイコブス・ラダー』は、旧約聖書の“ヤコブの梯子(はしご)”をモチーフにしたサスペンス映画です。
ベトナム帰還兵が悪夢と現実のはざまで体験する奇妙な出来事を描いています。

監督は『危険な情事』などで知られる、エイドリアン・ライン。
脚本は『ゴースト/ニューヨークの幻』のブルース・ジョエル・ルービンが担当。
主演は『ショーシャンクの空に』の名優ティム・ロビンスです。
『ホーム・アローン』でブレイクする前のマコーレー・カルキンも出演しています。

本作は、1950年代から60年代にかけて行われたとされる米国陸軍の生体実験「MKウルトラ計画」が背景にあると言われています。

2019年には、同名タイトルでリメイクされました。

映画『ジェイコブス・ラダー』の感想

後の映画にも多大な影響を与えたということが良く分かる、非常に完成度の高い作品であることがうかがえます。シナリオ、映像のインパクト、俳優の演技、どれを取っても20年以上前の作品とは思えないですね。観終わったあとは、何ともいえない気持ちになりますが、同時に深いメッセージ性もあり、戦争が残す傷痕の深さを感じさせる作品になっています。

映画『ジェイコブス・ラダー』の登場人物・キャスト

ジェイコブ・シンガーティム・ロビンス
ジェジーエリザベス・ペーニャ
ルイスダニー・アイエロ
マイケルマット・クレイヴン
ポールプルイット・テイラー・ヴィンス
ギャリージェイソン・アレクサンダー
フランクエリク・ラ・サル
ジョージヴィング・レイムス
ダグブライアン・タランティーナ
ロッドアンソニー・アレッサンドロ
ゲイブマコーレー・カルキン

映画『ジェイコブス・ラダー』のスタッフ

監督エイドリアン・ライン
脚本ブルース・ジョエル・ルービン
製作アラン・マーシャル
製作総指揮マリオ・カサール
アンドリュー・G・ヴァイナ
音楽モーリス・ジャール
撮影ジェフリー・L・キンボール
編集トム・ロルフ