
日本では1948年1月27日に公開された映画『美女と野獣』。
この記事では、映画『美女と野獣』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。
ある日、野獣が住んでいるお城の中にある花園の中に入りバラを盗んだことで、ベルの父親が処刑されそうになります。
ベルは、父親を返してほしいと野獣に頼み、野獣はベルとのやり取りをしていくうちに、恋をしてしまいます。
野獣は、ベルに結婚を申し込みますが断られてしまいます。
ですが、のちに、ベルも野獣に惹かれるようになります。
映画『美女と野獣』のあらすじ(ネタバレなし)
主人公のベルの父親は、船や家族の財産を海で失ってしまいました。
多くの負債を抱えている父親は、自分の物が負債を清算するために押収されたことから、ショックを受けて森の中に入ってしまいます。
ベルの父親は、道に迷って、いつの間には大きな城にたどり着きます。
その城の庭にはベルの好きなバラが咲いていたことで、ベルにプレゼントしようとむしり取ってしまいます。
それを野獣に見つかってしまい、助かるためには、娘を身代わりによこせと言いました。
ベルの父親が家に帰り、このことを伝えると、ベルは父親の身代わりになることを決意し、野獣の住む城に行き、野獣との生活が始まります。
野獣はベルのことを好きになり、結婚を希望しますが断られてしまいます。
ですが、困難な状況を乗り越える中で、野獣に惹かれていくことになります。
映画『美女と野獣』のみどころ
美女と野獣といえば、ディズニー映画などのイメージがありますが、この作品ではまた違う美女と野獣のお話が見れるのが見どころとなっています。
また、お城の中の家具やベッド、またドレスなどがとても魅力的で、それらの作りを見れるのもこの作品の素晴らしいところです。
1946年に製作された作品ですが、野獣の姿が丁寧に作られていたり、セットもしっかりと作られているところが、引き込まれる部分となっています。
モノクロの映像が、神秘的な感じがして、映画を見ていながらも本を読んでいるように、想像力を働かせることができる、素敵な作品です。
映画『美女と野獣』の解説
この作品は、1946年10月29日にフランスで公開された映画です。
日本での公開は、1948年1月27にちで、上映時間は95分となっています。
フランスで作成され、フランス語で上映されています。
屋外での風景は、ロッシュ・クルボン城の中で撮影されています。
農家の場面では、フェルメールの絵画を呼び起こすことを狙っています。
この作品は、恋愛ファンタジー映画で、1757年に御伽噺の詩豪集のとして発表された「美女と野獣」を映画化したものです。
野獣のメイクに関しては、1936年に監督が来日した際、尾上菊五郎の「鏡獅子」を見たことからヒントを得ていると言われています。
映画『美女と野獣』の感想
自分が想像していた美女と野獣のお話と違っている部分が多くあり、映画を見ていて驚く部分もたくさんありましたが、この作品では、ベルの父親や家族に対する愛情というのをすごく感じることができ、ベルの姉たちの性格の違いを感じることができました。
映画『美女と野獣』の登場人物・キャスト
野獣 | ジャン・マレー |
ベル(美女) | ジョゼット・デイ |
フェリシー | ミラ・パレリ |
アデレード | ナーヌ・ジェルモン |
映画『美女と野獣』のスタッフ
監督 | ジャン・コクトー |
脚本 | ジャン・コクトー |
原作 | J・L・ド・ボーモン |
製作 | アンドレ・ポールヴェ |