
日本では1995年9月30日に公開された映画『おっぱいとお月さま』。
この記事では、映画『おっぱいとお月さま』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。
少年テテはもうすぐ弟が産まれることが悩みでした。「お母さんのおっぱいが弟のものになる」と考えた彼は、自分だけのおっぱいを探し始めます。そんな時、一人の女性が引っ越してきました。彼女の名前は、エストレリータ。彼女のおっぱいを見てテテは「最高のおっぱい」だと思うのでした。どうにか彼女に自分の方を向いてほしいと考えるテテでしたが、ライバルが現れてしまいます。おっぱいを通してテテの成長を描いた物語です。
映画『おっぱいとお月さま』のあらすじ(ネタバレなし)
テテは、弟ができることに悩みを感じている9歳の男の子。お母さんのおっぱいが大好きなテテは、弟ができれば独り占めすることができなくなります。お母さんのおっぱいへの思いを立ち切るため、代わりのおっぱいを探し始めたテテ。そんな時夫と共に引っ越してきたエストレリータという女性と出会います。彼女のおっぱいを見たテテは、その形や美しさにすっかり魅了されてしまうのでした。そして青年ミゲルもエストレリータに恋をしていました。テテとミゲルは、エストレリータを振り向かせるために、あらゆることに奮闘していくのでした。
映画『おっぱいとお月さま』の解説
「おっぱいとお月さま」はスペインとフランスが共同製作をされた作品です。スペインでは1994年に、日本では1995年に公開されました。エストレリータを演じたマチルダ・メイは、ビガス・ルナ監督が「世界で一番綺麗なおっぱい」と絶賛し、この作品に出演することになりました。しかし、撮影しているときマチルダ・メイは妊娠中だったため、おっぱいの大きさや色が変化してしまうことに、製作者側の悩みが絶えなかったとのことです。この作品は、1994年に開催された第51回ヴェネツィア国際映画祭において、脚本賞を受賞されました。
映画『おっぱいとお月さま』のみどころ
「おっぱい」というものを、あらゆる視点から描いているところが、この作品の見どころです。母親としての象徴であったり、性の対象であったり、テテとミゲルを通しておっぱいへの感じとり方が変わっていきます。そこが見ていて面白い作品です。また、エストレリータを演じたマチルダ・メイの美しさも見どころです。監督自らが「世界で一番綺麗なおっぱい」として選出しただけあって、その美しさは女性でも魅了されてしまいます。夫モーリスがいながらも、恋に揺れるエストレリータを情熱的に演じられたマチルダ・メイの姿は、とても魅力的です。ストーリーに、マチルダ・メイの美しさに見応えたっぷりの作品です。
映画『おっぱいとお月さま』の感想
小さい頃誰もが大好きだった「おっぱい」をテーマにされている作品で、見ていてとてもおもしろかったです。成長に合わせておっぱいへの見方が変化していくところも、魅力的でした。また、一人一人登場人物の個性が強いところも良かったです。
映画『おっぱいとお月さま』の登場人物・キャスト
エストレリータ | マチルダ・メイ |
テテ | ビエル・ドゥラン |
ミゲル | ミゲル・ポベダ |
モーリス | ジェラール・ダルモン |
ラ・マドレ | ラウナ・マナ |
エル・パドリー | アベル・フォーク |
映画『おっぱいとお月さま』のスタッフ
監督 | ビガス・ルナ |
脚本 | ビガス・ルナ クカ・カハナス |
製作 | グザヴィエ・ジェラン ステファーヌ・マルシカ |
音楽 | ニコラ・ピオヴァーニ |
撮影 | ホセ・ルイス・アルカイネ |