
日本では1979年8月11日に公開された映画『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』。
この記事では、映画『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』のあらすじ(ネタばれナシ)・みどころ・解説・感想をご紹介します。
この作品は、イギリスの有名なアーサー王伝説をパロディ作品として扱ったコメディ映画です。
アーサー王と、従者は旅の途中、不思議な議会に振り回され、疫病に苦しむ村や、強がりの黒騎士などと出会います。
旅を続けていくうちに、様々な人物がアーサー王に忠誠を誓い、その後、円卓の騎士が揃うことになります。
様々な困難を乗り越えますが、最後はどうなったかわからないまま映像が途切れてしまいます。
映画『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』のあらすじ(ネタバレなし)
932年、イングランドのアーサー王が従者との旅を続けていました。
様々な土地を訪れ、いざこざや、不思議な人物との出会いを経て、ベディヴュア卿に出会い、円卓の騎士とします。その後、ガラハッド卿、ランスロット卿、ロビン卿とも出会い、それぞれがアーサー王に忠誠を誓い、円卓の騎士が揃うことになります。
旅を続け、聖杯をさがすことになりますが、女性の誘惑を受けたり、おかしな攻撃で敵を倒したり、おかしな旅が続きます。
旅の途中、聖杯のある城にたどり着き、兵を集めて城に攻め込もうとしますが、突然現れた警察官によって、逮捕されてしまいます。
その後、もみくちゃになりながら、映像が途切れ幕を閉じることになります。
映画『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』の解説
この作品は、1975年4月3日にイギリスで公開された映画です。
日本での公開は、1979年8月11にちで、上映時間は92分です。
この映画は、少ない製作費で作られ、できるだけ低予算で作られるように工夫をされています。
実写の代わりにアニメが使われたり、カット割りも何度も同じものを使い回りたりされています。
上映後、予想していたよりもヒットとなり、製作者たちは一安心しました。
この映画の後に、公開されたまじめなアーサー王の映画では、爆笑が起きたという話もあります。
2005年には、この作品を基にしてコメディ・ミュージカルを作り、トニー賞を受賞しています。
映画『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』のみどころ
有名なアーサー王のお話を、コメディとして扱っている映画のため、元のネタを知っている人にって、笑えるシーンがたくさんあったり、その後どうなるのかという展開が楽しみになる作品です。
作品自体はコメディー映画ですが、衣装がしっかりと作られていたり、背景もしっかりとされていたり、この作品がふざけて作られているのではなく、まじめに面白く作られているというのがわかるのが、見どころとなります。
低予算で製作されているという、予算に限りがある中で、お話がきっちりと作られて、オチのある作品となっているのが、動きも面白くお話も面白く、楽しめる作品です。
映画『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』の感想
まじめなお話しか知らないアーサー王のお話をこんな風に見ることができるなんて、この作品ならではだと感じました。
基となるお話を知らないと作れない作品なので、この作品を作った人たちの、アーサー王に対する愛も感じることができ、何度も見たくなる作品です。
映画『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』の登場人物・キャスト
コロムビア・トップ | グレアム・チャップマン |
ランスロット卿 | ジョン・クリーズ |
ベティヴィア卿 | テリー・ジョーンズ |
アーサー王 | ジョン・クリーズ |
映画『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』のスタッフ
監督 | テリー・ギリアム テリー・ジョーンズ |
脚本 | グレアム・チャップマン ジョン・クリーズ テリー・ギリアム テリー・ジョーンズ エリック・アイドル マイケル・ペイリン |
製作 | マーク・フォーステイター マイケル・ホワイト ジョン・ゴールドストーン |